2021年9月3日金曜日

世界の食料は余ってる!?

下記は、私の友人からのメールに書かれていた文章です。
一般的には、このように思われているのではないでしょうか?


本で読んだ知識ですが、
「農業の発明が、人類による最初の自然破壊」という意 見があります。 
一方、農業の発明で、人類の数は1000万人から1億人にまで増えたということで した。「食べ物の確保量が人口を決める要素」という当然の結果なのだと思います。 
 ゆえに、産業革命は、工業を飛躍的に発展させただけでなく、農業の工業化も促 し、70億人の人口にまで増やした最大の要素といえますね。
 (もっとも、半数が飢えているという指摘もありますが)

ですが、次のグラフ:人口と米・麦の増加率対比 をご覧ください。
年を(クリックすると大きくなります)


このグラフは、FAO(国連食料農業機構)のデータ1970年を100とした指数で表されています。いずれも世界の数値です。
グラフ右の囲みの説明数値は別のグラフのものですから無視して下さい。)
グリーンのラインCereal production は、麦と米の生産量の推移です。
黄土色のラインPopulation は、人口の推移です。

2014年の数値をグラフから読むと、Cereal は280,人口は225ですから、米と麦の生産量は人口の1.24倍増えています。

では、何故、世界で飢餓が発生して見るのでしょうか?

飢餓が発生している国を見て下さい。内戦、圧政で政府が機能していないから、要望も受け入れも配給もできないのです。統治の不良による飢餓です。世界は飢えてるという認識を作り上げているのは、FAO(世界食料農業機構)も世界中の農業政策担当者も飢餓を煽ったほうが予算が取りやすいからです。それに対して、無理に抗議しないのは、油断よりはマシと識者が受け止めているからでしょう。


更に、米国農務省と国連のデータを元に日本の農水省が作成した
「世界の穀物の生産量、収穫面積、単収等の推移」をご覧ください。


説明するまでもないと思います。単収と生産量が伸びるので、収穫のための耕地面積は微増に留まっています。
世界の農業技術の進歩は目覚ましいのです。我が国は全くと言っていいほど遅れています。


遅れを証明しているデータを付けます。
FAO(国連食料農業機関)のデータをグラフ化したものです。

縦目盛りは、10アール当り収穫量。薄い緑は1960年代、
10年ごとの数値で、一番濃いのが2010年代の数値です。
上位10カ国と日本という構成です。

rice  米

wheat 麦

soybeans 大豆

この惨めさは、何故なのか、原因は判っています。
なぜ、政府はこの状況を放置しているのでしょうか?
どなたか教えて頂けませんか?

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