台湾のヒマワリ運動はすばらしい!中東やアフリカの騒動とは全く別次元です。
すばらしいので、Andy Changの発信するメルマガを転載しました。
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これほど組織と統率がとれた抗議運動は世界史に残る快挙である。
台湾人は暴政に反対し中国に屈服しない勇気を得たのである。
[AC通信:No.494]Andy Chang (2014/04/09)
[AC論説] No.494 「ヒマワリ学運」は大成功
4月6日、学生たちが座り込みをしているところに王金平立法院長がきて、「両岸協議監督条例草案」を法制化するまではサービス貿易協定は立法院の議題に乗せないことを約束した。これは学生たちの示した4ヶ条要求の第2条、「先立法、再審査」を約束したもので、
王院長の声明は「善意を示した」と解釈した学生たちは協議に入り、翌日ヒマワリ学運は木曜日(9日)午後6時に解散すると発表した。これで学運は栄誉ある終焉を迎えた。
ヒマワリ学運は平和な抗議運動で、秩序と組織と清潔を保つデモであった。このような抗議運動は世界各国の抗議デモに見られなかったことであり、ヒマワリ学運は大成功だったと言える。3月30日の50万人抗議集会が終わったあと、街頭はきれいに掃除され、ゴミは
一つもなかったと言われる。
●ヒマワリ学運は大成功
台湾の民主運動が世界に類を見ない成功を収めたことについて、私の意見では次の4点が非常に大切と思う。
1.ヒマワリ学運は統率のとれたデモで、医療部、食料部、飲料部、物資部、宣伝と印刷などの外に楽器演奏や、数カ国語で現状ニュースを流す宣伝班の活躍があった。ゴミ収集も完璧。これほど組織と統率がとれた抗議運動は世界史に残る快挙である。
2.最も重要なことは、台湾人が中華民国政権や中国の勝手な決定を覆したのである。中華民国政権は亡命政権だが一貫して独裁を通してきた。それが覆ったのである。台湾人は暴政に反対し中国に屈服しない勇気を得たのである。
3.台湾アイデンティティと愛国心は若者たちが発揚し、若者たちが一般人民に力と勇気を与えたのである。台湾は中国のものではない、台湾人は中国人の暴政に勇気を持って対抗する。これが台湾の政治と社会に大きな影響と変化を与えた。
4.パソコン、スマホを使ってフェイスブックやツィッターでオンラインニュースを発信。ヒマワリ学運が世界のメディアに伝わり、15カ国のメディアが台湾に来て学生運動を報道していた。学運は国際的な賞賛と評価を得た。政府のメディアに頼らず独自で世界のメディアに情報を流した。政府メディアのデマ宣伝は効力を失った。
●闘いは終わっていない
戦いは始まったばかりである。ヒマワリ学運が解散した後、彼らの要求が政府に拒否され歪曲されるかもしれない。今後の努力の目標は(1)両岸協議監督条例を法制化、(2)国民党優勢の国会の審議で不平等条約を監視、(3)国民憲政会議の実施と開催。
王金平院長は両岸監督条例を法制化すると約束したが、国民党優勢の立法院て審議されたらどんな変化があるか予測できない。王金平院長の約束は守られるか。
両岸協議監督条例は学生たちの出した草案とは別に国民党側も草案も提出しているので、議会では国民党の草案が通る可能性が高い。
学生たちの要求では、サービス貿易協議を撤回して協議監督法のもとで草案と審議を要求しているが馬英九は反対、国民党議員も反対である。また新協議に中国側が応じるかどうか。
台湾人に有利なのはヒマワリ学運のあと各国メディアが台湾の民主運動に注目していることである。でも独裁的な中華民国や中国がメディアの関心に屈するとは限らない。
●中国人の報復
馬英九政権が大人しく学生運動の結果に従うとは思えない。公共器物破損、違法占拠などで学生指導者を告訴、逮捕、拷問などが考えられる。
ヒマワリ学運は若者たちだけでなく全階級層の台湾人が中国の台湾併呑に反対を表明したのである。馬英九が報復手段をとれば反政府、打倒中華民国運動が起きる可能性がある。
ヒマワリ学運は中華民国打倒ではなく、「両岸協議監督」を目標としている。馬英九政権と中国の協議を公開、監督することが目的である。中華民国政府がこの要求に反対すれば中華民国打倒に発展する可能性がある。中華人民共和国や中華民国がどんな手段を使うかに注意せねばならない。
●アメリカの支援
アメリカ国会は学生運動を支持する声明を発表したが、アメリカ政府の態度は曖昧である。アメリカ政府は台湾関係法とレーガンの台湾支持6カ条を基本としている。だから国会はいつも台湾(中華民国)の防衛を目的とした法案を通し、台湾当局(中華民国政府)に武器を提供する。ところが中華民国はシナ人政権だから購入した機密はすぐ中国側に渡ってしまう。
アメリカが台湾人民を支持せずシナ人政権を支持するのは間違いである。台湾人民にも問題がある。台湾人は政治に疎く中国に関心を持ちすぎアメリカの防衛に甘えている。アメリカが「台湾当局」(中華民国)を対象とせず、人民の人権と安全保障を支持することを要求すべきである。
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差出人: Andyの国際ニュース解説 [メルマ!:00053999] <trans_g0g0jojR37464c09@melma.com>
件名: AC通信 No. 494
日時: 2014年4月10日 02:36:14JST
宛先: 安江 高亮 <takasuke@mitsuyakogyo.co.jp>これほど組織と統率がとれた抗議運動は世界史に残る快挙である。
台湾人は暴政に反対し中国に屈服しない勇気を得たのである。
[AC通信:No.494]Andy Chang (2014/04/09)
[AC論説] No.494 「ヒマワリ学運」は大成功
4月6日、学生たちが座り込みをしているところに王金平立法院長がきて、「両岸協議監督条例草案」を法制化するまではサービス貿易協定は立法院の議題に乗せないことを約束した。これは学生たちの示した4ヶ条要求の第2条、「先立法、再審査」を約束したもので、
王院長の声明は「善意を示した」と解釈した学生たちは協議に入り、翌日ヒマワリ学運は木曜日(9日)午後6時に解散すると発表した。これで学運は栄誉ある終焉を迎えた。
ヒマワリ学運は平和な抗議運動で、秩序と組織と清潔を保つデモであった。このような抗議運動は世界各国の抗議デモに見られなかったことであり、ヒマワリ学運は大成功だったと言える。3月30日の50万人抗議集会が終わったあと、街頭はきれいに掃除され、ゴミは
一つもなかったと言われる。
●ヒマワリ学運は大成功
台湾の民主運動が世界に類を見ない成功を収めたことについて、私の意見では次の4点が非常に大切と思う。
1.ヒマワリ学運は統率のとれたデモで、医療部、食料部、飲料部、物資部、宣伝と印刷などの外に楽器演奏や、数カ国語で現状ニュースを流す宣伝班の活躍があった。ゴミ収集も完璧。これほど組織と統率がとれた抗議運動は世界史に残る快挙である。
2.最も重要なことは、台湾人が中華民国政権や中国の勝手な決定を覆したのである。中華民国政権は亡命政権だが一貫して独裁を通してきた。それが覆ったのである。台湾人は暴政に反対し中国に屈服しない勇気を得たのである。
3.台湾アイデンティティと愛国心は若者たちが発揚し、若者たちが一般人民に力と勇気を与えたのである。台湾は中国のものではない、台湾人は中国人の暴政に勇気を持って対抗する。これが台湾の政治と社会に大きな影響と変化を与えた。
4.パソコン、スマホを使ってフェイスブックやツィッターでオンラインニュースを発信。ヒマワリ学運が世界のメディアに伝わり、15カ国のメディアが台湾に来て学生運動を報道していた。学運は国際的な賞賛と評価を得た。政府のメディアに頼らず独自で世界のメディアに情報を流した。政府メディアのデマ宣伝は効力を失った。
●闘いは終わっていない
戦いは始まったばかりである。ヒマワリ学運が解散した後、彼らの要求が政府に拒否され歪曲されるかもしれない。今後の努力の目標は(1)両岸協議監督条例を法制化、(2)国民党優勢の国会の審議で不平等条約を監視、(3)国民憲政会議の実施と開催。
王金平院長は両岸監督条例を法制化すると約束したが、国民党優勢の立法院て審議されたらどんな変化があるか予測できない。王金平院長の約束は守られるか。
両岸協議監督条例は学生たちの出した草案とは別に国民党側も草案も提出しているので、議会では国民党の草案が通る可能性が高い。
学生たちの要求では、サービス貿易協議を撤回して協議監督法のもとで草案と審議を要求しているが馬英九は反対、国民党議員も反対である。また新協議に中国側が応じるかどうか。
台湾人に有利なのはヒマワリ学運のあと各国メディアが台湾の民主運動に注目していることである。でも独裁的な中華民国や中国がメディアの関心に屈するとは限らない。
●中国人の報復
馬英九政権が大人しく学生運動の結果に従うとは思えない。公共器物破損、違法占拠などで学生指導者を告訴、逮捕、拷問などが考えられる。
ヒマワリ学運は若者たちだけでなく全階級層の台湾人が中国の台湾併呑に反対を表明したのである。馬英九が報復手段をとれば反政府、打倒中華民国運動が起きる可能性がある。
ヒマワリ学運は中華民国打倒ではなく、「両岸協議監督」を目標としている。馬英九政権と中国の協議を公開、監督することが目的である。中華民国政府がこの要求に反対すれば中華民国打倒に発展する可能性がある。中華人民共和国や中華民国がどんな手段を使うかに注意せねばならない。
●アメリカの支援
アメリカ国会は学生運動を支持する声明を発表したが、アメリカ政府の態度は曖昧である。アメリカ政府は台湾関係法とレーガンの台湾支持6カ条を基本としている。だから国会はいつも台湾(中華民国)の防衛を目的とした法案を通し、台湾当局(中華民国政府)に武器を提供する。ところが中華民国はシナ人政権だから購入した機密はすぐ中国側に渡ってしまう。
アメリカが台湾人民を支持せずシナ人政権を支持するのは間違いである。台湾人民にも問題がある。台湾人は政治に疎く中国に関心を持ちすぎアメリカの防衛に甘えている。アメリカが「台湾当局」(中華民国)を対象とせず、人民の人権と安全保障を支持することを要求すべきである。
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