11月28日、鶴岡市内のイベントホールで「庄内スマート・テロワール」収穫感謝祭が行われました。主催は、山形大学農学部と一般社団法人山形県農業会議。参加者は約200名ほどでした。
山形における自給圏(スマート・テロワール)実証試験2年目の成果と展望が報告・説明されました。大筋の説明と、全部を録画したYouTubeを公開します。
山形大学農学部(学長他)と山形県農業会議(会長、五十嵐課長他)と鶴岡市(農林水産部長他)から大勢参加されており、確かな連携が強く印象付けられました。長野県からは山下長野県野菜花き試験場佐久支場長(小諸市)さんと井出長野県畜産試験場養豚養鶏部長さん(塩尻市)が参加されていました。
[主催者の挨拶要点]
小山清人学長挨拶要旨:
農学部は今年70周年。1947年に当時の村山知事が「食糧不足は米一本では無理、農業の多角化が必要」と考え設置された。その考えが松尾さんのスマート・テロワールにつながっている。
五十嵐直太郎農業会議会長代行挨拶要旨(会長が都合で欠席):
循環型の食と農の経済圏を構築するため、平成28年山形大学農学部と連携協定を締結した。昨年4月改正農業委員会法が施行され、農地利用の最適化の推進が主たる使命となった。
担い手への農地の集積集約化、遊休農地の発生防止、新規参入の促進が3本柱。この改正農業委員会法の目的は、農業の形態を革新し、美しい農村景観を作り出すという自給圏構築は我々の使命と合致する。
TPP11大筋合意、EPA交渉大枠合意により、海外との厳しい競争が現実化。まさに今、地域循環型経済圏を構築することは、食の安全と安心をより強固にすることにつながる。地域が有機的に連携することにより庄内が豊かに発展する。農業会議は市町村農業委員会と一体となり連携して力を尽くしていく。
このお二人のご挨拶は、大学は、庄内スマート・テロワールのプラットフォームを形
成し、農業会議はそのエンジンとなることを宣言したものと受け止めました。
[報告・講演内容]
続いて下記の順で講演・報告が行われましたが、3遍のYouTubeに納めましたのでご覧ください。いずれも素晴らしい内容ですが、特に、山形県農業会議五十嵐淳農地・営農課長による10万分の1の地図に示された庄内地域のゾーニングとドローンの空撮による景観計画はすごいです。
Vol.1:
・主催者挨拶 山形大学学長:小山清人、山形県農業会議会長代行:五十嵐直太朗
・「寄付講座『実証プロジェクト』の意義」:カルビー株式会社相談役:松尾雅彦
・「山形大学が取組む実証プロジェクトの概要」:山形大学農学部浦川修司教授
・「実証プロジェクトで得られた成果の紹介:輪作体系における実証展示圃のこれま
での成果」:山形大学中坪あゆみ助教
・「実証プロジェクトで目指す豚の肥育と畜肉加工品」:株式会社東北ハム帯谷伸一
代表取締役
Vol.3:平成29年度「庄内スマート・テロワール」収穫感謝祭
・「耕畜連携と農工一体で取組んだ畜肉加工品の紹介」:山形大学農学部松山裕城准教授
・「庄内スマート・テロワールにおける農村ビジョン」:一般社団法人山形県農業会議五十嵐淳農地・営農課長(注目は、10万分の1の地図に示された庄内地域のゾーニング・景観計画です。)
・「庄内スマート・テロワールにおける農村ビジョン」:一般社団法人山形県農業会議五十嵐淳農地・営農課長(注目は、10万分の1の地図に示された庄内地域のゾーニング・景観計画です。)
[お願い]
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https://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2017/02/blog-post_27.html
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