2012年2月11日土曜日

「農薬空中散布問題」について,県から情報を頂きました

2月6日付けで,「情報提供させていただきます」として,下記メールを頂きました。
全文を掲載致します。ーーとーーの間です。


ヤマンバの会事務局長村山様から,このメールに対する見解を頂きましたので,続いて掲載致します。


このようなことがオープンで論じられることはすばらしいことだと思います。


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NPO法人信州まちづくり研究会事務局 安江高亮 様

 日頃、本県の森林・林業行政推進に御協力を賜りありがとうございます。

さて、県では、これまでも千曲市・坂城町の境にございます岩井堂山の松くい虫被害について現地調査を行っているところですが、この1月31日に改めて現地踏査を実施いたしましたので、その結果を踏まえ、下記のとおり情報提供させていただきます。

 平成24年1月21日付けでNPO法人信州まちづくり研究会のホームページ(ブログ)に掲載されております記事「農薬空中散布「効果写真」の不適切性」に関連する情報でございますので、参考にしていただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

                 平成24年(2012年)2月6日

                 長野県林務部森林づくり推進課 
                 企画幹兼保安林係長 宮 宣敏

                  記

1  岩井堂山の北側、千曲市側の空中散布が実施されている松林及び南側の坂城町の空中散布が中止された松林では、両方とも地形が急峻で伐倒駆除を実施することが困難なため、これまで双方ともほとんど伐倒駆除は行われておりません。

2 上記の松林については、千曲市側の空中散布を継続実施している松林では、ほとんど松枯れは確認できず、伐倒駆除も行われておりません。
一方、南側の坂城町側の空中散布を中止した松林では、空中散布の中止以降に発生したと考えられる松枯れが、広い範囲にスポット的に点在しているのが確認でき、伐倒駆除が行えないため放置されている状況です。

3 岩井堂山において伐倒駆除が行われているのは、千曲市・坂城町ともに、空中散布を実施している松林や空中散布を中止した松林ではなく、その下側にある民家等に近く従来から空中散布を行うことができなかった松林において、発生している松枯れを駆除しているものです。

4 上記の伐倒駆除を実施している松林では、坂城町で空中散布を中止した平成21年度から23年度までに、千曲市側で139m3、坂城町側で1,067m3の駆除が実施されています。

5 坂城町では、平成23年度の伐倒駆除事業の発注事務が遅れたため、結果として駆除量自体は少なくなってしまったと聞いておりますが、被害発生が減少しているわけではありません。
また、伐倒駆除の実施箇所は、全て千曲市・坂城町の独自の判断により定められており、県が個々の伐倒駆除の実施箇所等について、指示をするといったことは一切しておりません。

6 空中散布の実施箇所、空中散布の中止箇所、そのうち松枯れが確認された箇所、伐倒駆除の実施箇所などの位置関係につきましては、添付した図面により御確認ください。

7 御質問・御意見等ございましたら、次の担当者までお問い合わせください。

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(担当者)
長野県林務部森林づくり推進課企画幹兼保安林係長 
                宮   宣 敏

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 2/6 ヤマンバの会村山隆事務局長より上記についての見解を頂きました。
抜粋します。<>内です。


<安江様のルートで、県知事様に伝わったことから、県農林官僚が動いたのですね。情報化時代を身に染みました。反応があったこと、驚きでした。たしかに伝わったのですね!?
私宛てにも今朝来ました。こういう疑問・問題点が、堂々とオープンにされて、論議されることはとても貴重だと思います。健全な成熟社会にとっての試金石です。・・・心配し、心にかけて頂き、誠に嬉しく思います。

なかなか、県側の反論の倫理構成は苦心しています。決して譲れない一件でしょうね。県職員の優秀な頭脳をもっともっと、必要な場面に有効に活用したらと思うばかりです。論理のすり替え、先入観など多々あります。これに関しては、確りとした「見解」を出すつもりです。私たちはオープンになった以上、堂々と論陣をはるつもりです。>
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