2020年5月26日火曜日

『食べる時に屠殺する時は複雑な気持ちがするよ。』

『都市を耕す』

庄内スマート・テロワールで活動している清野さんからお知らせがありました。
北野収先生(「シビック・アグリカルチャー」翻訳者、獨協大学外国語学部教授pH.D.)からの情報だそうです。

多種多様な農業の形がありますが、これは古くて新しい取り組みです。
素晴らしいです。食の問題を真剣に考えさせてくれます。
当NPO とは、方法論は違いますが、理念と取り組み姿勢は同じだと思います。
下段に動画を添付します。ぜひご覧になって下さい。

場面は、アメリカのサンフランシスコ。
「新しいアイデアではありません。1943年、サンフランシスコで行われていました。」と、解説者は語り、サンフラシスコ市庁舎の前の畑の写真が現れます。そして今・・・


この動画の根本テーマは;「人類が直面する最大の挑戦は、社会の基盤をなす自然界を壊すことなく、どう食料を生産するか?」

下記引用は、飼っている動物(動画ではうさぎ)を屠殺する場面で、本人が語っています。真実は厳しいです!

< 食べる時に屠殺する時は複雑な気持ちがするよ。すごく悲しい。
同時にその動物に対する敬意と責任を感じる。動物との絆を感じるんだ。
いつも緊張するし辛いよ。動物をリラックスさせ落ち着かせる。そして・・・。

多くの肉好きの人は、動物と強いつながりを感じながらも、「食べる」と聞くと驚き、「自分には絶対無理だ」という。今の社会を象徴する一言だ。
食から切り離され肉の素性を知らない。世の中の不正を見て見ぬ振りをすることがある。肉に関する無関心さも共通するものがある。肉は食べたいが、素性は知りたくない。これは間違っていると思う。

肉を食べる者として、僕には肉の素性や生産方法について人々に伝える役目があると思う。

このウサギも食用だ。子やぎたちも肉になる。それが肉の素性なんだ。
これに目を向けたくないならベジタリアンになるべきだ。

自然界は酷で優しい。美しくて醜くもある。
生き残るには自然が必要なんだ。>

最後のまとめのところで次のようなことも言ってます。
<良い農家になるだけでは不十分だ。
活動規模の重要性に思い至った。草の根が大きくなるには、牽引力が必要だが、もう限界です。なんども限界を感じ、そして気づきました。政策こそ重要だと。
持続可能な農業のための僕らの活動は、機能はするが持続可能な小さな島の出来事に過ぎない。今以上の抵抗力や回復力を持ち、より持続的で、富をよく分配し、より多くの人を養い雇用をもたらしても、食のシステムが民主化されなければ何の変化も産まない。

良い農家になるだけでは不十分だ。提唱者であり、活動家でなければならない。変化を起こす政治的意思が必要だ。民衆だけが変えることのできる大きな社会運動だ。>

まるで当NPOのために言ってくれているようで嬉しいです。
「都市」の農業を語っていますが、変革に挑む精神と考え方は「スマート・テロワール」と同じだと思います。大事なことは科学的に変革することです。
では充分集中して下記URLからご覧ください。

Edible Media  チャンネル登録者数 527
期間限定無料公開(6/21/2020 夏至まで)
https://www.youtube.com/watch?v=E61YhjXRQuI&feature=emb_logo



ーーーーーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿