2020年7月26日日曜日

One for all. All for one. の真意!

「その真意が解ったわ!」と、素敵な小文を頂戴しました。
昨年11月、賛助会員の山本儀子さんが蓼科にお連れくださったY夫人から、
誰もがご存知の、サッカーでフィーバーした
「One for all. All for one.」
この真意、私も知りませんでした。

昨年11月の内容は「蓼科だより・632号」の
地に根ざした、地が生み出す物、すべてがテロワールなのですね。
に掲載しましたが、ここに再掲いたします。

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One for all. All for one.

 昨秋、私達はまだコロナも知らず、ラグビーのワールドカップに沸き上がって
いました。にわかファンの私も、TVの前で拳を突き上げて応援したものです。
その頃”One for all, All for one”が、よく「一人は皆のために、皆は一人のために」
訳されていて、何かおかしいな~と感じていました。それが、この自粛生活の
間に家で偶々観た古い映画で、解消したのです! 
 あれっ?と思ったのは「仮面の男」を観ていた時です。そう、幼き頃手に汗握
って読んだあの「鉄仮面」。1988年のアメリカ映画で、アレクサンドル・デュマ
作「ダルタニアン物語」に基づくルイ14世鉄仮面伝説。若きデカプリオがルイ王
と双子の弟フィリップの二役を演じます。今は年老いた三銃士がダルタニアン
と結託して、仮面を被せられ幽閉されたフィリップと王をすり替えようと企みま
す。いざバスチーユに潜入せんとするとき、4人は円になって剣先を床で合わせ、
誓うではありませんか、“One for all, All for one 私は手を叩いて喜びました、
そう、これはラグビーの言葉ではなく、騎士の誓いの言葉だったのだわ! そし
直感的に感じました、「一人は皆のために、皆は一つの目的のために」だわ!
と。皆の目的はただ一つ!!
 それを確認したくてすぐにネットで調べたところ、ありました、ありました。直感は当たりました。「皆は一つの目的のために!」が本来の意味だったのです。
 これはもっと古くからある言葉で、30年戦争の発端となった「プラハ窓外放出事件」(ハプスブルク家のカトリック政策に怒ったプロテスタント系貴族が、皇帝代理人3人を城の窓から投げ落とした)の時にも、貴族達はこの言葉をラテン語で誓い合った、と記録にあるそうです。
 わかってすっきりした私は、又ある日、コロナの閉塞感を愉快な映画でも見て
吹き飛ばそうと、ジャック・レモン主演の「アパートの鍵貸します」を観ていま
した。懐かしのビリー・ワイルダー監督で、アカデミー賞5部門を取ったコメ
ディーです。保険会社の平社員が上役3人の浮気の手助けに自分のアパートの鍵
を貸すバイトをする。その浮気がバレそうになった3人、役員室で知恵を出し合
い、隠し通そうと誓うではありませんか、“One for all, All for oneと!! 
私は勿論、拍手喝采して大喜びしました。
                                  Y
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「蓼科だより・632号」より
地に根ざした、地が生み出す物、すべてがテロワールなのですね。

 先日は色々とご案内頂き、信州の食を楽しませていただき、ありがと
うございました。
私は2日目のイタリアンの野菜の種類の豊富さ、おいしさ、

に特に感銘を受けました。
 安江様がそのように、地産地消に関連しておられるのも存じませんで、ただ
儀子さんにくっついて信州の秋を楽しみに伺った次第です。失礼いたしました。
添付して頂いた松尾雅彦様のレポートは、大変おもしろく読ませていただきま
した。実は、松尾雅彦様の大学からの友人で、雅彦様の次のカルビーの社長をな
さったのは、私の中学校時代の友人のご主人、中田康雄(スマート・テロワール
協会会長)さんなのです。
 それで興味を引かれ、小さい字を読んでみますと、まず目に入ったのが、

「フランスの一番美しい村」、それから「テロワール」。
私は今年の7月に一月間、パリに滞在していましたが、その間に、アルザスに
あるフランスの一番美しい村をいくつか訪ねてきました。そしてフランスの
(いや、欧州の)田舎の小さな村はこんなに美しく魅力的で心和むのに、日本の
田舎がどうも一つ魅力に欠けるのはなぜだろう、と考えさせられました。
 その続きは長くなりますので、お話はまた次にお会いした時の楽しみに取って
おくことにしましょう。
 もう一つ、「テロワール」。これは私はワインやチーズを語るときしか使って
いませんでした。それが日本の地方再生の言葉として出てくることに、そうか!と
感銘いたしました。そうですよね、地に根ざした、地が生み出す物、すべてが
テロワールなのですね。 
                                  Y
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